東大生英語教師ジャックのブログ

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実は文法的に間違っている!? アラジン主題歌”A Whole New World”を解説してみた!

こんにちは、ジャックです。

 

今回はアラジンの代表曲
“A Whole New World”
について解説をしていきます。

 

タイトルが実は文法的に間違っている話や、
歌詞に出てくる使えるフレーズを紹介します。

 

ちなみに、原曲がこれなので、
まずは一回聞いてみてください。

 

 

 

 

 

実は僕はディズニーが好きで、
よく友達と一緒にディズニーに行ったり
しています。

 

 

ディズニーってすごいですよね。

 

考えてみればただの遊園地なのに、
「遊園地」という感覚が一切なく、
「ディズニー」っていうブランドなんです。

 

 

この前知り合いと話していた時に、
ディズニー行ったことない人がいました。

 

まぁ確かに、日本人でディズニー行ったことない人
あんまいないイメージ。

 

「俺一回も行ったことないんだよね…」

 

とそいつが言ったら、

あるディズニー大好き女子が

 

「え!!?〇〇、ディズニー行ったことないの!?
人生の8割損してるよ!」

 

とまるで珍生物を見るような目でみていましたw

 

その子の人生の8割がディズニーになってるんです。
ディズニーすごい。

 

 

でも、そいつは本当にかなり少数派で珍しいのか?

 

本当に行ったことない人ってどのくらいなのか
気になったので調べてみました。

 

そしたら、
ニュースサイトしらべぇってところが調べてました。

 

 

行ってない人は2割もいない!!

 

思ったより少ないですね!

 

しかも、僕が住んでる関東圏なら、
行ったことがない人はほぼいないかもしれません。

 

まぁ、確かに関東圏に住んでいて
行ったことないのは珍しいといえますね。

 

 

 

そんな僕もディズニーが好きで
楽曲も聞いていたりもしています。

 

今回は、みんなおなじみ
“A Whole New World”
について解説していきますよ。

 

 

歌詞のおさらい

 

I can show you the world
Shining, shimmering splendid
Tell me, princess, now when did
You last let your heart decide?

 

Take you wonder by wonder
Over sideways and under
On a magic carpet ride

 

A whole new world
A new fantastic point of view
No one to tell us no
Or where to go
Or say we’re only dreaming

 

A whole new world
A dazzling place I never knew
But when I’m way up here
It’s crystal clear
That now I’m in a whole new world with you

 

Unbelievable sights
Indescribable feeling
Soaring, tumbling, freewheeling
Through an endless diamond sky

 

A whole new world (Don’t you dare close your eyes)
A hundred thousand things to see (Hold your breath, it gets better)

 

I’m like a shooting star
I’ve come so far
I can’t go back to where I used to be

 

A whole new world (Every turn a surprise)
With new horizons to pursue (Every moment, red-letter)

 

I’ll chase them anywhere
There’s time to spare
Let me share this whole new world with you

 

A whole new world (A whole new world)
That’s where we’ll be (That’s where we’ll be)
A thrilling chase
A wondrous place
For you and me
 

 

これが英語の歌詞です。

 

ちなみに、”A Whole New World” は
日本語バージョンの歌詞もあります。

 

しかも、2種類の訳があったりします。笑

 

元々のものと、
最近中村倫也さんと木下晴香さんがカバーしたものです。

 

 
今回は、中村倫也さんと木下晴香さんがカバーした方を
貼っておきます。(「プチリリ」より)
 
 

まず、タイトルのWhole new worldとは?

そもそも、タイトルの”A Whole New World” とは
どう意味なんでしょうか?

 

 

よく見る日本語訳はこうなっています。

 

「全く新しい世界」

 

 

ここで問題になるのは、
“Whole”の訳し方ですよね。

 

Wholeというのは普通、
「全ての~」「まるまるの」
という意味です。

 

つまり、名詞の前につく形容詞なんです。

 

本来なら、
全ての新しい世界」
となるはずじゃないですか?

 

「新しい世界」という名詞の前に
“Whole”がついているわけですから。

 

でも、実際の訳は
「全く新しい世界」
となっているんですね。

 

この訳だと、”Whole”は”新しい”
にかかっていますよね。

 

「全く新しい」という風に。

 

でも、形容詞の前についていいのって、
実は副詞だけで、形容詞はダメなんですよ。

 

 

“You are totally beautiful.”
(君は本当に美しい)

 

“I was greatly surprised”
(僕はめちゃくちゃ驚いた)

 

この場合の”totally”や”greatly”は副詞なんです。

 

形容詞を修飾するのは、副詞。

 

 

では、
“A Whole New World”
を文法に正しくするためにはどうすればいいのか?

 

 

それは、
“Whole”を副詞にすればいいんです。

 

 

つまり、
“A Wholly New World”。

 

 

 

・・・違和感しかない。笑

 

どうしてこんなことが起きてるかというと、
英語圏はそもそも
英語の文法的正しさを求めていないからです。

 

たとえ形容詞を形容詞で修飾していても、
言いたいことは伝わります。

 

しかも、副詞よりも短くてすむ。

 

語呂もいい。

 

すると、迷わずそっちを使います。

 

 

でも、日本で英語教育を受けた人って
逆に正しい文法で話さなきゃって思ってますよね。

 

でも実は逆なんです。
言いたいことさえ伝わればよかったんです。

 

 

英語は、文法の正しさや単語のスペルより、
「イメージ」を伝える方が全然大事です。

 

単語にはそれぞれイメージがありますので、
それがわかっていれば、
文法は二の次です。

 

単語のイメージが学べる単語帳を
解説した記事があるので、
よろしければ、こちらもぜひ見てみてください。

 

  

Point of view とは?

歌詞を見ていくと、

“A new fantastic point of view”

という一節が出てきます。

 

この歌詞はそこまで難しくはないのですが、
“Point of view”ってなんぞや?
って思う方がいるかも知れません。

 

「景色の点」・・・?

 

 

実は、この”Point of view”、
かなり使い勝手のよいフレーズなので
紹介させていただきますね。

 

結論から言うと、
“Point of view”は「視点」という意味で、
しかも日本語の「視点」よりももっと広い意味を持っています。

 

ちなみに、この歌詞が流れている時は
こんなシーンです。

 

 

魔法のじゅうたんに乗って、
雲の上からお城をながめています。

 

 

つまりいつもの視点が違うのです。

 

 

いつもはお城に住んでいるので
お城を下から見上げていた。

 

城の中に住んだり、
城の外に出ても決してお城を上から見ることはなかった。

 

 

でも、魔法のじゅうたんに乗ることで、
決して見ることのできなかった視点から
お城を見ることができたんです。

 

まさに、

“A new fantastic point of view”

(新しく、素晴らしい視点)

なんです。

 

 

でも、”Point of view”という単語、
実は「視点」という意味以上の使い方があります。

 

 

それは「着眼点」という意味です。

 

 

たとえば会議などで
新しい着眼点のアイデアを出した人がいた時。

 

 

そのとき、

“That’s a new fantastic point of view!!”

(それは斬新ですばらしい着眼点だね!!)

とそのまま歌詞のフレーズを使えるんです!

 

 

ぜひ、みなさんも”point of view”を
使ってみてくださいね。

 

 

 

いかがだったでしょうか。

 

ディズニーの歌詞は比較的わかりやすいので
英語の勉強にも最適ですよ。

 

作品自体も良いものばかりなので、
ぜひみてみてくださいね。

 

 

ディズニーに限らず、
洋画自体は英語学習の最強の素材です。

 

それは、
「英語自体のやる気がなくても、
コンテンツ単体で楽しめる」
からです。

 

英単語帳は、英語に対するモチベーションが
ないと続かないですよね。

 

でも、洋画は違います。

 

好きな俳優。
面白いストーリー。
好きな主題歌。

 

英語関係なく、単純に面白い。

 

それでいて、英語も鍛えられる。

 

こんないい素材はないです。

 

ぜひ、活用してみてくださいね。

 

 

  

 

 

 

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