東大生英語教師ジャックのブログ

英語を効率よく習得して、世界を楽しむための勉強法を発信

文法は一切覚える必要なし。明確な理由があるので中国での体験を交えて解説します。

こんにちは、ジャックです。

 

 

この前中国に行ってきました。

 

僕は両親が中国人なので、一応帰省です。

 

 

っていっても、
実際は僕が好きな世界遺産を回っただけで
ただの旅行ですけどね。笑

 

西湖とか、黄山とか、
中国には世界遺産がいっぱいあるので
行ってきました。

 

西湖3

 

西湖はめっちゃ綺麗でした。

 

西湖は、霧が有名で、
山の遠さによってかかっている霧の濃さが違います。

 

それがグラデーションになっている。

 

昔の画家も、
西湖をよく題材にしたそうですよ。

 

 

夢筆生花

 

こちらは、黄山です。

 

黄山は、岩と松が有名です。

 

写真の真ん中あたりにある岩のてっぺんから
松が生えています。笑

 

 

ちなみに世界遺産の数は、
実は中国が世界1位です。

(2019年9月時点ではイタリアと1位タイ。)

 

中国は国土が広いし、
歴史もめちゃめちゃ長いので納得です。

 

日本からも近いし、
最近は経済的にもめちゃ進んでるので
ほんとに魅力的な国です。

 

 

今回は、中国に行った時に
文法なんて必要ない
と感じた話をしてみたいと思います。

 

 

ちなみに、僕は中国語はあまり話せません。

 

文法知らないのに余裕で会話できた話

 

中国には久しぶりに行ったんですが、
久しぶりに中国語も使うはめになりました。

 

 

実は、僕は中国人の両親を持ちながらも
中国語はそんなに得意ではないです。笑

 

ずっと日本に住んでいるので、
中国に住んだことはもちろんないですし。

 

でも両親は一応中国人なので、
「日本人が話す英語」くらいのレベル。

 

 

まぁ意思疎通はできるくらい?笑

 

 

でも、中国語普段使わないし、
文法なんて全然わからない。

 

長い文なんて全く組み立てられないです。

 

それで、単語だけはちょっと知っている状態。

 

 

でも、結論からいうと、
驚くことに
それでも普通に会話できました。

 

 

親戚の集まりの会に行くと、
普段は日本に住んでいるので
僕が話題のまとになります。

 

普段会えない親戚が久しぶりにきたら、
まぁそう流れになりますよね。

 

「今何歳だっけ?」

「大学何年生?」

「何勉強してるの?」

 

などなど。

 

普段行かない親戚の会に行くと、
こんな質問がとんでくるのはどこも一緒ですね。

 

 

で、こんな感じで答えます。

 

「21歳だよ。」

「大学四年生だよ。」

「工学を勉強してます。」

 

・・・

 

 

僕は考えました。

 

 

これら、
ほぼ単語だけで乗り切れる
ような気がする?

 

 

しかも、日本語は
「〜です。」とか
「〜だよ。」とか
語尾をつけないとぶっきらぼう
なってしまうのですが、

 

中国語は英語と同じで
語尾がなくても失礼なかんじになりません。

 

 

英語で
“twenty one.”
と答えるイメージで、

「二十一歳。」(日本語と漢字おなじです。笑)
と答えればいいのです。

 

 

「工学を勉強してます。」
と答えるときも
 単語のみではさすがにムリですが、

一番基本な文のかたちでかえせます。

 

 

英語でいうと、
“I study 〇〇.”
ですね。

 

 

ちょっと英語をかじれば
誰でも言えるレベルです。

 

つまり、
文法が全くわからなくても、
質問に答えるくらいは余裕でできます。

 

 

僕は知っている中国語の単語をフル稼働して答えたら、
中国語うまいね、とまで言われました。

 

実際は何も練習していないのに。笑

 

 

これ、英語でも同じことが言えると思うんです。

 

英語の文法はかなり複雑です。

 

ですが、単語だけちょっと知っていれば
簡単な会話くらいは余裕でのりきれるのです。

 

読解、リスニングにも文法は必要ない

 

と、普段の会話のうけこたえくらいは
単語だけでほぼ乗り切れることを話しました。

 

 

これを僕が普段英語のアドバイスをしている
友人に言ってみたら、

 

「でも、さすがにリスニングはきびしくない?」

 

「文章とかは文法盛りだくさんだし、
絶対むりじゃん?」

 

って言ってました。

 

 

確かに、英語のネイティブは
自分の知らない文法を使ってくるし、

 

文章の読解なんて文法のオンパレードです。笑

 

関係詞とか使ってくるし、
構文をとるだけでも一苦労の文もあります。

 

 

でも、結論から言うと、

 

全く文法は必要ないです。

 

先ほど、簡単な質問に答えるには
文法は必要ないと言いましたが、
それ以上に必要ないです。

 

文脈をくみ取れば読解とリスニングはできる

 

文法が必ずしも必要ない理由は、

人間は文脈をくみとる力がある

からです。

 

 

つまり、
単語だけ拾っていっても
言いたいことがだいたいわかるってことです。

 

 

試しに、これが何をいっているか
当ててもらいましょう。

 

単語だけを四つ並べます。

 

 

「僕」

「いた」

「北海道」

「先月」

 

・・・

 

 

さて、意味がわかりますか。

 

答えは、

「僕は先月北海道にいってきました。」

です。

 

 

これは、ほとんどの人が
意味をくみとってくれる思います。

 

 

これは、英語にしても同じです。

 

上の文を英語にするとこうなります。

I’ve been to Hokkaido last month.”

 

 

この文では現在完了という文法を使っています。

 

現在完了とは、
“have + 動詞の過去分詞(派生形)”
で「完了」や「経験」を表す文法です。

 

英語を習い始めた人は、
もちろん現在完了なんてわかりません。

 

僕の教え子も現在完了を
まだ知らない人もいます。

 

 

「”I”のあとに謎のものついてる笑」

「beがなぜか伸びてる笑」

 

って具合です。笑

 

 

でも、上の文を見せると、
だいたい意味はわかってくれるのです。

 

それは、単語の意味は知っているからです。

 

I = 僕

be = いる

Hokkaido = 北海道

last month = 先月

 

これらがわかれば、
現在完了なんてこれっぽっちも知らなくても
文の意味がわかっちゃうんです。

 

その理由は、
どんな人にも文脈を読む力があるからです。

 

ちょっと情報が欠けていても
他がわかれば全体を推測できちゃうんです。

 

 

今回は比較的やさしい文法を例にしましたが、
これはガチガチの難しい英文でも同じです。

 

文法のレベルが変わるだけ。

 

もちろん、そのぶん難しい単語が必要になってきますが、
ほぼ単語だけでのりきれることに変わりはありません。

 

 

しかも、幸いなことに
日本での英語なテストはほとんどが読解とリスニングなんですよ。

 

めちゃくちゃラッキーですよね。

 

単語と、ほんの少しの文法だけで乗り切れますよ。

 

まとめ、日本教育における英語の現状

 

今回の話をまとめると、

 

  • 単語しかわからなくても中国語で会話できた

  • 受け答えくらいは単語で楽勝

  • 読解、リスニングはもっと楽勝

 

となります。

 

 

実際、僕は中国にいってみて
これを身にしみて感じました。

 

ですが、日本では文法をめちゃくちゃ丁寧に教えていて、
なんなら単語よりも時間をかけている傾向があります。

 

 

英語の授業はこんな感じです。

 

「関係詞とは、先行詞が修飾する為で、・・・」

「質問には、間接疑問と付加疑問があって・・・」

 

そりゃ、英語いやになりますわ。笑

 

 

先生からすると、
文法は教えやすいんです。

 

解説すればいいっていう、
やることが明確ですからね。

 

それで、授業をした気になっている。

 

 

逆に単語は教えづらいんですよ。

 

覚えるのが全てなので、
先生から伝えられるものが少ない。

 

授業の時間が余ってしまう。

 

だから、単語はあまり授業で取り上げない。

 

 

これが、日本の教育の現状なんです。

 

これにまんまに付き合わされて、
英語をきらいにさせられてしまうのは、
悔しいですよね。

 

少なくとも、僕はそう思います。

 

 

日本人が英語をできない理由と、
その解決法をガチで書いた記事もありますので、
よろしければ読んでみてください。

 

それをふまえた解決法も教えています。

 

目からウロコだと思いますよ。

 

 

日本の間違った英語教育にとらわれず、
正しい勉強法で一気に英語を上達させましょう。

 

 

それが、僕は正解だと思っています。 

 

 

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それでは!

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