東大生英語教師ジャックのブログ

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【コツコツVS短期集中】結局どっちがいいのかそろそろ決着をつけよう

こんにちは、ジャックです。

 

最近、こんな質問をよくもらいます。

「勉強ってコツコツやった方がいいんですか?
それとも短期集中でやった方がいいんですか?」

 

なので、
今回の記事で決着をつけよう
と思っています。

 

 

結論から言ってしまうと、
2ヶ月間の短期集中
がいいというのが結論です。

 

ではなぜなんでしょうか。

 

今回は、「英語が話せるようになること」
をテーマに話していきます。

 

「コツコツ」と「短期集中」の
メリットとデメリットをさっそくみていきましょう。

 

「コツコツ」のメリット

日本では、コツコツやる人は
勤勉って言うイメージがしますよね。

 

「コツコツ=美徳」と言う風潮もあります。

 

ちなみに、大手の会社の社長は、
コツコツ型が多いって話を聞いたことがあります。

 

平社員からだんだん昇進していくようなところだと、
コツコツ型が向いているんでしょうか。

そんな「コツコツ」には
どういったメリットがあるんでしょうか。

 

他のことも同時にできる

コツコツの一番のメリットは
ここにあると思います。

 

それは、
他のことも同時にできること。

 

英語をコツコツやりながらも、

仕事もできる。
他の勉強もできる。
遊びもできる。

 

それが最大の利点です。

 

学生やサラリーマンなど、
他にもやることがたくさんある人にとってはありがたいですよね。

 

 

例えば、転職をするときなら。

 

転職でTOEICをとる人は多いですが、

もともとやっている仕事を続けながら
TOEICの勉強をすることができます。

 

朝も忙しい。
残業もある。

そんな中でも、少しずつ積み重ねればいいわけです。

 

 

例えば、学生なら。

 

高校受験や大学受験は、
英語だけじゃありません。

 

数学もあるし、
国語もあるし、
理科もあるし、
社会もある。

 

英語だけに100パーセントも時間を
使えるわけじゃないんです。

 

だから、英語をコツコツやるのは、
他のを妨げないので
バランスが取れているってわけです。

 

追い込まないので、体にも優しい

コツコツやるのは、
体にも優しいです。

 

一日で見れば、そこまで生活を変える必要はありません。

 

ちょっとした隙間時間でいい。

 

英語に限って言えば、
電車の中でも十分勉強できるんです。

 

 

ちなみに、僕も高校生の頃は
電車の中で勉強してました。

 

英語のサイトを見つけてきて、
わからない単語が出てきたら調べる、
って言うのをコツコツ繰り返してました。

 

それでも、十分英語力が身につきます。

 

 

でも、
これって全然疲れないですよね?

 

むしろ、暇つぶしや休憩代わり。

 

「コツコツ」って気合いを入れてやらなくていいので、
体も壊さないし、気が楽っていうのがありますね。

 

「コツコツ」のデメリット

今度が、「コツコツ」のデメリットについて
みていきましょうか。

 

そもそも長時間かかる

そもそもの話、
「コツコツ」といっているんですから、
完成までに時間がかかるんですよね。

 

一つの言語を覚えるのって、
思ったよりも大変です。

 

だって、あなたが日本語を話せるようになったのは、
生まれてから何年もたった後じゃないですか。

 

しかも、100%日本語の環境で。

 

 

でも、僕らは周りが日本語の環境で、
英語をマスターしないといけない。

 

それって、実はすごく大変なんですよ。

 

 

一日数十分とかを繰り返していても、
いつ英語が話せるようになるかわからないんですよね。

 

数年後かもしれないし、
数十年後かもしれないし、
一生話せるようにならないかもしれない。

 

これが、「コツコツ」の難点ですね。

 

先が見えないんです。

 

長期間なのでモチベーションの維持が大変

長期間やるとなると、
当然モチベーションの低下の問題が出てきます。

 

先月はめちゃやる気あったのに、
今月入ってからやる気出ないなぁ、みたいな。

 

人間なので、
「常にやる気マックス!!」
って状態を維持するのは無理です。

 

せいぜい数週間くらい?が限界。

 

なので、何ヶ月、何年と続けて行かないといけないとき、
途中でやる気がどうしてもなくなってしまうんですよね。

 

「あー、好きな映画の続編出たから見に行こー」
とか、
「最近テニスにハマったから、今日も打っちゃお」
とか。

 

どうしても、他のことに心が持っていかれるんです。

 

結果として、中途半端で投げ出してしまう。

 

「コツコツ」には、こういったリスクもあるんですね。

 

他のことを間に挟むので、前回やったことを忘れる

これ、受験勉強の時によくありました。

 

 

英語やってると、
英文読んでるの飽きてくるじゃないですか。

 

それで、数学やろう!ってなるんです。

 

数学の問題を何問か解いて、
見直しして、

「数学終わり!英語の戻ろう!」

と言って英語に戻る。

 

 

その時に、
「あれ?どこまでやってたっけ?」
って状況が起こるんですよ。

 

特に、受験勉強みたいに
やる科目が何個もある時に、
これが本当によく起こる。

 

改めて問題集の該当ページを開いて、
ちょっと眺めてからやっと、
「あ、そうだ、ここやってたんだ!」

 

って気づくんです。

 

この時間、けっこう無駄なんですよ。

 

 

これが、日をまたいでみてください。

 

再開しようと思ってから
実際に再開できるまで、
けっこうな時間を無駄にしていると思いますよ。

 

「短期集中」のメリット

今度は、「短期集中」のメリットについて話していきます。

 

短期集中とは、
「この1ヶ月を英語に当てる!」
と短期で集中して時間をかけることです。

 

短期集中といえば、
あのソフトバンクの社長、孫正義さんの
エピソードが有名だったりします。

ソフトバンク

 

孫社長は、学生の頃から天才だったようです。

 

なんと、一日に一個の発明を
自分に義務付けていたそうですよ。

 

家計が苦しかったので、
発明をして特許を取得し、
それを会社に売って儲けようとしたのです。

 

学生の時にこんなことを考えていたなんて…!

 

 

普通の学生なら、

単位を取ることに必死だったり、
サークルの活動に励んでいたり、
友達と飲みくれていたりしている。

 

そんな中、こんなにも努力をしていたんです。

 

 

そのおかげで、200以上ものアイデアが生まれたのですが、
その中に「電子翻訳機」というものがあったそうです。

電子翻訳機

文字として日本語を打ち込むと、
外国語が音声として流れる。

 

これって孫社長が特許を取っていたんですね…!

 

 

「電子翻訳機」で儲けた時に孫社長が取ったのが、
短期集中戦略です。

 

「電子翻訳機」を考えついた孫社長は、
その足ですぐに技術者に製造を頼んだといいます。

 

そして、試作品が出来上がると、
すぐにシャープに持ち込んで、売ったそうです。

 

まさに、神速。

 

そして、
利益はなんと1億円。

 

学生ですよ?
これは本当に誰にも真似できないです。

 

孫社長は、
「短期集中」することによって
1億円を産んでいたんですね。

 

そもそも短時間できる

短期集中のメリットとしては、
そもそも短期間でできるというものがあります。

 

当たり前ですが、
大事だんですよ。笑

 

 

これ、試験ではかなり効いてきます。

TOEIC

試験日が決まっていると、
のんびりやっていられない。

 

「気づいたら試験まであと1ヶ月!」
となってしまったら、
もう短期集中するしかなくなるんです。

 

 

転職に関してもそうです。

 

「コツコツ」とか言ってのんびりやっていたら、
いつまでたっても転職できない。

 

結局だらだら仕事して、
辞めづらくなって、
転職を諦めてしまう。

 

 

でも、短期集中だとこうはならないです。

 

「転職するぞ!」って思った気持ちをそのままに、
実際に転職するまでにたどり着けるんです。

 

モチベーションの維持が楽

「コツコツ」のデメリットの裏返しでもあるんですが、
短期間でやるとモチベーションが持つんですよね。

 

 

あなたは、
何かに一時期はまったことありませんか?

 

僕はあります。

 

一時期、急激にワインのモチベーションが上がった頃があるんです。

 

ワインの産地を調べたり、
ぶどうの品種を覚えたり、
実際にワインを飲み比べてみたり。

 

一日中ワインについて調べた日もありました。

 

Googleって一度見たサイトは紫になるんですが、
ワイン関係のどの検索ワードをいれても
紫のサイトしか出てこないって状況になりました。笑

 

 

あと、毎日飲み比べてましたね。

 

この品種とこの品種の違いは?とか。

 

それほど、短期的にモチベーションが上がったんです。

 

 

モチベーションが上がっている間に、
ワインをマスターしてしまえば、
当然ながらモチベーションの低下は問題にならないですよね?

 

モチベーションが下がったとしても、
それはワインについて詳しくなった後です。

 

 

これは、実は英語も同じなんですよ。

 

近くにテストがあったり、
転職の話があったり、
旅行先で英語を使うと、
急に英語のやる気が上がったりする。

 

その時に、集中的に英語をやるんです。

 

一日、気がすむまで。

 

すると、やる気が下がった頃には、
すでに英語が上手くなっている自分がいると思いますよ。

「短期集中」のデメリット

よさそうに見える短期集中ですが、
もちろんデメリットもあります。

 

その期間は他のことがあまりできない

「コツコツ」のメリットの裏返しです。

 

短期集中で物事に取り組むと、
どうしても他のことがおろそかになります。

 

一日24時間は決まっているので、
何かの時間は増えれば、
他が減るのは当たり前です。

 

 

僕が、ワインにはまっていた時もそうでした。

 

一日ずっとワインについて調べていたので、
勉強が全然手につきませんでした。

 

その時は学生でも忙しがしい時期で、
期末試験の勉強もしないといけなかったんです。

 

情報系の専攻で、
パソコンをたたいてプログラミングも
しなければいけなかった。

 

でも、ワインに夢中すぎて、
あまり時間がさけませんでした。

 

 

結局、試験直前につめこむ感じになってしまいました。

 

なぜかいい点数だったので後悔がしてませんが、(笑)
何かにハマると怖いなぁ、と思います。

 

燃え尽きになりやすい

あることをやりすぎると、
燃え尽きになりやすいです。

 

たくさんたくさんやって、
いざそれが終わると、もう一生やりたくなくなる。

 

そんな経験はありません?

 

 

僕は、これが高校の部活で起きましたね。

 

僕の入っていたバドミントン部は、
顧問がかなりストイックな人でした。

 

 

高校自体のルールは部活週2回だったんです。

 

まぁ、普通の回数。

 

でも、僕の部活の顧問は、
色々な裏道を使って活動させていました。

 

「下の学年の指導は部活にカウントしない!」
とか言い出したり、
「部活以外でも、朝練で毎日ランニングしろ!」
って決めてきたり。

 

でも、僕たちも試合に勝ちたいので、
言われるがままやってました。

 

 

でも、いざ部活が終わると、
「もう部活を一生したくない!」
って気持ちでいっぱいになったんですね。

 

「俺は十分頑張った!だからもうやらない!」
って感じです。

 

だから、大学に入っても
部活にははいりませんでした。

 

 

あることに集中しすぎると、
それが終わるとプツッと切れる可能性がある。

 

いわゆる、
燃え尽き症候群」。

 

こうならないように、
集中はしても適度に、
っていう調整が必要になってきます。

 

結局「コツコツ」と「短期集中」どっち?

 

ここまで、両者のメリットとデメリットを並べてきました。

 

まとめると、こんな感じです。

 

両者、それぞれ良い点悪い点ある。

 

あなたは、これを読んで
どちらがいいと思いましたか?

 

 

時と場合による、
と言って逃げたい気持ちはありますが、

 

僕は、

「短期集中の方がいい」

と思いました。

 

 

理由は、以下です。

  • 時間制限があるものが多い。
  • モチベーションの問題はやはり大きい。
  • 脳は、そもそも一つのことしかできないようになっている

 

 

やっぱり、何事に関しても、
出来るだけ早い方がいいんですよ。

 

英語もそうです。

 

「いつになるかわからないけど英語上手くなるよ?」
なんてあまり価値がない。

 

僕らは、
「今すぐ、英語が上手くないたい!」
と思っているんです。

 

 

そして、モチベーションの問題はありますね。

 

僕自身モチベーションに悩まされてきたので、
モチベーションに関する記事や動画もたくさん作っています。

 

短期集中は、モチベーションがあるうちに終わらせる
っていう点でかなり魅力的です。

 

モチベーションの上げ方総集編↓

 

 

 

 

最後に、やっぱり脳に複数のことをたくわえるのって難しい。

 

今日は勉強もして、
洗濯もして、
仕事もして、
友達とも遊んで…。

 

なんて考えると、
やっぱり頭がパンクして、
効率が落ちてしまう。

 

それよりも、
「今日は英語をやる!!」
と決めて、それに集中した方が、
圧倒的に効率が上がるんです。

 

具体的に何日間「短期集中」すればいいの?

英語にしても何にしても、
「短期集中」おすすめします。

 

でも、具体的には、
何日間集中すればいいんでしょうか?

 

1週間?
1ヶ月?
半年?

 

実は、はっきりした答えがあります。

 

 

それは、

2ヶ月

です。

 

 

そのヒントは、
「習慣化」
にあります。

 

人は何日間続ければ習慣になるのか

 

人は、何日間続ければ習慣になるのか。

 

実は、これに関しては研究があります。

 

それを行ったのが、
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)。

 

21~45歳の学生たち96人を対象にして、
色々なタスクを毎日やらせたそうです。

 

もともとの論文が、これ。

How are habits formed: Modelling habit formation in the real world

 

“abstract”という概論の部分は読めますので、
英語の練習がわりに、ぜひ読んでみてください。

 

 

これによると、
全ての生徒の、全てのタスクに対する
習慣化にかかった日にちの平均が、
「66日」だったのです。

 

だいたい、2ヶ月ちょい続ければ、
平均的には習慣になるんだそうです。

 

 

だから、短期集中するなら、
せっかくなら2ヶ月間やって、
習慣にしてしまいましょう、ということです。

 

短期集中したあとも
習慣として残っているなら、
それほどいいことはないですよね。

 

まとめ

今回の話をまとめると、

  • 「コツコツ」と「短期集中」がある。
  • それぞれにメリットデメリットがある。
  • 時間制限やモチベーションの問題を考えると、やはり「短期集中」がいい
  • 2ヶ月で短期集中しよう!

となります。

 

 

言語を覚えるのは、大変です。

 

僕たちが日本語を覚えたのも、
日本語の環境にひたっていたのに何年もかかったんです。

 

 

だから、正直2ヶ月でも短いと思います。

 

でも、ペラペラにはならなくても、
2ヶ月集中した後には、
今と見違えるあなたがいるはずです。

 

しかも、その時に習慣していれば、
ペラペラになるのも夢ではありません。

 

 

「コツコツ』やってても、いつ結果がでるかわからない。

 

なら、今から2ヶ月短期集中して、
確実に結果を出そうではありませんか。

 

 

僕は情報発信で、
「具体的に英語は何をやればいいのか」
「間違った勉強法はなんなのか」
「モチベーションの保ち方」
などを書いています。

 

ぜひ、これらを生かして、
短期集中して英語をマスターしてください!

 

下の動画で、英語学習の全てを語っているので、
何をやればいいかわからない人は、
まずはこれをみてみてください。

 

 

 

少し長いですが、
英語学習の本質のところを
重点的に話しています。

 

これを見終わったら、
あなたが何をすればいいのかが
見えてくると思いますよ。 

 

 

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僕は東京大学に合格し、
入学後は英語教師をやっています。

 

でも、最初から才能があったわけでも、
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もともとそこまで頭はよくなくなかったし、
中学受験の時も第二志望をギリギリで受かったくらいの成績でした。

 

 

そんな僕でも、英語に正しい勉強法でとりくんで
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その英語を学ぶ過程で、
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最後まで読んでいただきありがとうございました。